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現在、日本には10箇所の国家石油備蓄基地が存在します。
その中でも上五島石油備蓄基地および白島石油備蓄基地は、世界に2箇所しかない“洋上備蓄”と言う斬新な備蓄方法を採用しています。

一言で“洋上備蓄”を説明すると、エンジンの無い90万トンクラスのタンカーを、 人工的に作り上げた、気象・海象の穏やかな海域に停泊させ、その中に原油を備蓄していると言うのが“洋上備蓄”です。

90万トンクラスのタンカーと言っても想像も付かないことと思います。長さ400m、幅が100m、深さが30mの鉄の箱、これがエンジンの無い90万トンクラスのタンカーの概要です。
甲板の上をグルッと一回りしてくるだけで、1kmの散歩になってしまうほどの大きさです。
こんな大きさの船(“貯蔵船”と呼ばれています)が5隻、長崎県五島列島の上五島には停泊しています。そしてその中に340万キロリッターの原油が貯蔵されています。現在日本で消費されている全石油量の6日分に相当する量です。

世界に2箇所しかない“洋上備蓄”の先駆けである上五島石油備蓄基地の貯蔵船も、やはり“船舶”である以上、自動車に車検があるように、定期的に検査を受けなければなりません。
検査を受けるときには、タンク内の原油を抜き、タンク内に人が入れる状態を作り出さなければなりません。

その為には、原油洗浄・海水洗浄と言った洗浄作業、タンク内の可燃性ガスや有害ガスを抜き、人がタンクの中に入れるようにするためのガスフリー作業等、いろいろ作業が必要となってきます。
それらの一連の作業を我々はタンククリーニング工事と称し、タンカー船で培ったノウハウを駆使して、安全かつ効率的に施工しています。

世界に類例の無い特殊工事を、安全かつ効率的に施工することは元より、将来にこれらの技術を継承していくことは我社の使命であり、モットーであると思い日夜努力しております。

貯蔵船と言うメガフロートを扱うことにより、それらに関する技術を蓄積し、他のメガフロート関連の工事に生かせるよう、日々精進しております。


上五島石油備蓄船 計測作業 引き出し作業